岡山県倉敷市の水島コンビナートにある「JX日鉱日石エネルギー」水島製油所の海底トンネルの掘削現場で落盤事故が起き、海水が流れ込んで30代から60代の作業員5人の行方が分からなくなり、捜索が続けられています。
7日午後0時半ごろ、岡山県倉敷市の水島コンビナートの中にある石油元売り最大手「JX日鉱日石エネルギー」の水島製油所から海底トンネルの掘削現場で落盤事故があったと消防に通報がありました。
この事故でトンネルに海水が流れ込み、JXによりますと、現場にいた6人の作業員のうち愛知県知多市の建設会社「弘新建設」の従業員、渕原義信(61)さん、宮本光輝(38)さん、小荒勝仁(46)さんと、東京の建設会社「弘栄建技」の従業員の眞鳥晴次(43)さん、それに南坪昭弘(57)さんの合わせて5人の行方が分からなくなっています。
また、もう1人の61歳の男性作業員は自力で脱出し、命に別状はないということです。
JXによりますと、この製油所は西側の「A工場」と東側の「B工場」に分かれていて、事故は2つの石油精製工場の間を結ぶパイプラインを通すための海底トンネルを掘削する工事現場で起きたということです。
警察などによりますと、トンネルの縦穴は直径およそ11メートルで深さは30メートルほどあり、事故当時、作業員は、B工場側の縦穴の底から西へ140メートル付近の海底で横穴を掘る作業をしていたということです。
警察などによりますと、海水がトンネルの中に入り込んで縦穴の大半も水で塞がった状態になっているため、警察が潜水隊員を出すなどして5人の捜索を続けています。
警察によりますと、自力で脱出した61歳の作業員の男性は深さ30メートルほどの縦穴の中ほどにいたときに、「危ない、逃げろ」という声を聞き、縦穴に設けられている階段を上がって脱出したということです。